お見合いや交際において「何を話せばいいかわからない」「相手にどんな質問をすればいいか思い浮かばない」というお悩みをよく聴きますが、ただお相手に対する興味が足りないだけなんじゃないかなと思うのです。
以前の職場の上司によく言われていた言葉です。
『お客様に興味をもちなさい』。
成約数が多い人は、お客様に興味があり、興味を持った質問と会話が出来ていると。
お客様のことを深く理解しようと努めるので、必ずお客様の本心を聞き出すことが出来る。
お客様個人の好みやライフスタイルを理解した上で、お客様の状況に寄り添った会話をすることで信頼関係が築かれ、しっかりと結果につなげることができる。
そう出来て初めてお客様から「ありがとうございました。」と感謝の言葉を頂けて、その後も良好な関係が築けられると。
成約数が伸びない人は、売り込むことばかり執着してしまい、お客様に興味がないからお客様に何も質問していない。
時間をかけていっぱい喋って説得を試みても、お客様のことを何一つ知ることもなく体よく断られて終わる。
お客様に興味を持つことが何よりも大事でなにより結果につながると。
婚活中のお見合い相談のたびに、私はこの上司の言葉が思い浮かびます。
お見合いにも通ずると思いませんか？
婚活成功者様たちに、お相手との結婚を決意したポイントはと聞くと、『自分の事をよくわかってくれているから』、『本音で何でも話し合える人だったから』という話をよく聞きます。
お互いの事を理解し合ってこその信頼関係ですよね。
それだけ自分を知ってもらおうと自分の話をするだけでなく、とにかく相手の事を知りたいと相手の話をよく聴いてきたという事です。
この相手の話を聴くという事が婚活・恋愛・結婚においてとっても大事な事なんです。
すべての人間関係においても一番大事な事ではないでしょうか。
～相手に興味を持つということ～
ただうん、うんと適当な相槌をうつ事でお相手を気持ちよくさせているだけだったり、話している本人も、自分の話をよく聞いてくれてると勘違いしてしまう場合もあります。
聞き上手とは、相手の話に興味を持って相手を知ろうと思い、理解するために話を聴ける人の事です。
「人に興味があるかどうか」
相手に興味があるから話を聴きたい、知りたい、理解したいと思うわけで、この気持ちがあれば何を話せばいいかわからないとはならないのでは？と思うのです。
何を話せばいいのかとは自分の話を、ですよね？
相手ではなく自分にしか意識が向いてないから、自分を知ってもらうための会話という思考だからこその悩みだと思います。
お相手に興味を持っていればそういう悩みは出て来ないはずですよね？
お相手に興味を持つことが出来るかどうか
どんな人だろうかと興味を持ち、相手のことを知ろうと意識して会話していれば、お相手の気持ちや求めているものを会話の中で自然に知ることができると思います。
お相手のことが少しずつわかってきたら、それに寄り添った方向で自分を見せられれば好感を持ってもらえますよね。
好感を持ってくれてますから、自分に興味を持ってくれたあなたのお話を聴きたいと思い、お相手もあなたに興味を持ってくれるので、お互いに理解が深まりいいお見合いとなります。
好感を持ってもらいたいためにやりがちな失敗
好感をもってもらおうと相手の話を聞くときも、ただ聞いて機械的に相槌をはさむだけ、これでは聞いてるようできちんと聴けてないしお相手を理解出来てません。
自分が話す時も、ただ自分を売り込むため必死に一方的に自分の話をしてるだけで、お相手のニーズを理解出来てないため、どんどんズレが生じていきます。
さらに盛り上げようと相手が求めてもいないのに、自虐ネタなど自分のマイナス要素を伝えてしまったりして、、、。
相手に興味を持って話を聴いてないから、相手の事を何も知らないまま勝手に一人で暴走して空回り、、、。
非常に残念ですよね。
自分主体ではダメ、相手主体に意識を変えられるか
結婚しようと話をしていた彼と興味本位で一緒に占いに行ったそう。
それぞれ別々で占ってもらって、終わった後に彼が自分の結果を一生懸命話してくれたようです。
でも、、、いつまでたっても彼女の占いの結果を聞いてくることは無かったそう。
その時に、何で聞いて来ないんだろう、気にならないのかな、、、、。あ、この人は自分の事にしか興味がないんだ、私には興味がないんだと感じ、お別れを決意したそうです。
いつも穏やかで優しい彼だったようですが、このことがきっかけで、改めて客観的にみてみると、彼女の話は優しく聞いてくれるが彼から彼女について何か知ろうと聞いてきたり質問された事が無いし、彼の話を聞くときも一方的に喋っていて感想や意見を求められる事も無い。
穏やかで優しい彼と一緒にいるのに、いつも何故かずっとさみしさを感じていた理由がはっきりわかったとおっしゃってました。
とってもさみしいお話で、私も一緒に泣いてしまいました、、、(ToT)/~~~
興味があればおのずと質問は湧いてくる
例えば仕事一つ取ったってそうです。
どんな仕事内容なのか？
どんなところで働いているのか？
何時頃まで仕事しているのか？
休みはちゃんと取れるのか、有休も取れるのか？
忙しすぎるのか時間に余裕があるのか？
楽しく働いているのか？
同僚や上司はどんな人なのか？
やりがいのある仕事なのか？
などなど、ちょっと考えただけでも聞くことはいっぱいありますよね。
何より自分と付き合う前提の相手なら、こういうこと知りたくないですか？
逆に自分が聞かれる場合も想像してみて下さい。
興味を持ってくれてると思うとうれしいですよね？
だからこそ尚更いくらでも答えられると思いませんか？
興味がない場合は、どんな仕事か聞くだけで、あ～そうなんですねで終わってしまいますから。
まとめ
『こんなに好きになるとは思わなかった』『気付いたら好きになっていた』とおっしゃっている成婚者様方はみんなとにかくお互いの話をよくしています。
会うまでは、まさかそうなるとは思わなかったのに、お互いにお互いの人柄に惹かれて繋がり合っていくっていうのは、興味を持ち相手の事をよく知ることが出来たからこそ。
「会ったばかりの相手に色々聞くのは失礼だし申し訳ない」という気持ちもあるでしょう。気を遣いますしね。
けど、お見合いは何度も会い続けられるものじゃない、たった1回きりです。
相手に興味を持ち相手を知って結果を出してほしいです。
興味を持たず知ることも無く終わらせてしまうようなもったいない時間の使い方はしないで下さいね。
１回１回過ごす時間を無駄にしないように、１回１回出逢いを大切に、、、。
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